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【防火材 パニート施工工事】

執筆者の写真: Sys-D Pani-paniSys-D Pani-pani

 (弊社では、施工する際にも最新の注意を払って感染予防に努めて行っております)


 さて最近、飲食店オーナー様から #部分リフォーム や収納棚の #スタム制作等の依頼を有難く頂いております。また厨房、#ッチン周りの配管主膳、利便性を考えた設備配置等もありますが、今回は中々レアな #火対策工事を施工 してきましたので紹介したいと思います。



【そもそも不燃材とは?】

コンクリート/れんが、瓦/陶磁器質タイル/繊維強化セメント板/ガラス繊維混入セメント板/金属板/ガラス/モルタル/しっくい/石/せっこうボード

上記の基材のように、燃えない、燃えにくい材質として認可されているものを指します。

年期が立った家では、主にタイル、金属板が使用されているのが多いですが、昨今では軽量化された石膏ボード、陶磁器質タイル等がメジャーになってきてます。


【#パニート とは?】

#不燃メラニン化粧板(日本デコラックス製)で、優れた不燃性、耐熱性、耐久性を持ち、且つ色味、デザイン性を兼ね備えている優れた設備建設部材です。

【パニート1820×910×3mm板材】↑写真 実物


【パニートのメリット】

*極めて、軽量でスリム。

*防火、耐熱性に優れている

*デザイン性(材質の柄)、カラーバリエーションがある

*高級感ある仕上がりを目指せる

【パニートのデメリット】

*強度が弱く、単体での保管、移動、設置する際には注意が必要

*部材コストが高めで、高級材の部類です

*加工する際は、強度が弱く難易度が高い(亀裂、破損、欠けが物凄く発生しやすい)

*寸法加工する際は、特殊器具を使用しない限り、加工は難しい


【パニート キッチンに設置】

パニートを設置部分の寸法に合わせて、切断、研磨、面取り加工し特殊耐熱ボンドで装着します。その後隙間がないか確認し終了。(隙間があると、亀裂が入りやすくなります)

今回は、全三か所の壁に断熱材、パニートを設置し、防火設備工事を行いました。


【失敗談 笑】

パニートを納品した際、【割物注意】にて運送依頼しましたが、納品時既に亀裂が入ってました。運送屋さんも慎重に運んでくれたとは思いますが、立て掛けや、湾曲しそうな状況で置くのは御法度です。


パニートをオリジナルサイズに切断しましたが、どうしても細かい亀裂やワレが入ります。

なので、手間はかかりますが、ターゲットサイズより3mm~5mm程大きく切り、ヤスリにて時間をかけて削って調整するのが早道です。パニートの周囲を囲む部材があれば、そちらの方が簡単です(部材費はかさみますが。・・・)


パニートはガラスと陶器素材のハイブリットなので、ガラスカッターとかあれば、そちらを使用するのをお勧めします(それでも亀裂等は入るので経験が必要かも)



【まとめ】

飲食店様などから、部分リフォーム案件を頂き色々と見てきしたが、意外に #断熱処理 をしっかりやってない店も散見されます。キッチン周囲の壁が焦げていたりしたら注意です。規則で定められているように、断熱処理だけではなく、火元からの距離を十分取り #安全衛生 には注意を払うようお願いいたします。


ではでは




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